ベビーカーのメンテナンスについて

ベビーカーのメンテナンス

 一台で何万円とするベビーカーは、出来るだけ長く使用したいですによね。一人と言わず、二人目・三人目でも使用するためには、日々のメンテナンスが大切です。ここでは、メンテナンスの方法・ポイントについて、紹介致します。

1. メンテナンスの方法

 ベビーカーは自動車のように定期点検がないので、自分で定期的に安全確認をするしかありません。
子供を乗せる前に日常的に点検を行う習慣をつけましょう。

 1-1. 全体の確認

 まず、前輪や後輪、折り畳み部分やフレームなどの全体にゆるみや異常がないか確認します。幌やシート、下かごなどにずれがないか破れている部分がないか、フロントバーやシートベルト、ハンドル部分は、特に安全に関わります。正しく機能するか、異常がないかを確認します。
 折り畳んだ状態からベビーカーを開いたときには、カチッと音がすることを確認して、動かしてもゆるんだり折り畳まれる方向に緩みがないかを確認します。折り畳み部分や折り畳みレバーが硬くなっていれば、潤滑剤をさします。

 1-2. タイヤの確認

 また、タイヤ部分はベビーカーの中でも最も消耗する箇所のひとつです。プラスチックタイヤは、タイヤ自体に亀裂がないか確認します。エアタイヤの場合は、こまめに空気圧を確認し空気圧が不足していれば、空気を入れることも欠かせません。タイヤの溝に小石やごみなどが挟まっている場合は、先のとがったもので、タイヤに傷をつけないように注意して取り除き全体のゴミはブラシで落とします。ホイールなどの細かいところは、エアダスターや綿棒などでクリーニングします。放っておくとキーキー、キュルキュルと音がすることもあるので、車軸部やキャスターの接合部に注油しましょう。運動会などの砂埃が多い環境で長くベビーカーを使ったあとは、動きが悪くなりがちなので、タイヤ回りを軽く水洗いしてから注油しましょう。

 1-3. ブレーキの確認

 ブレーキ機能のあるベビーカーは、走行前にブレーキの効きを異常がないか確認し、ねじの緩みがないかチェックします。

 1-4. シートの清掃

 赤ちゃんの肌が触れるシートは、常に清潔にしておきたいものです。洗う場合は説明書に書いてある通りに行いましょう。洗濯機が使えるかどうか、ドライクリーニングに出していいのかどうか、つけおき洗いができるかなど、注意書きを守らないとシートが破損するおそれがあります。幌やサイド部分など取り外して洗えない布の部分やフレームは、よく絞った布で汚れをふき取った後、乾いた布で水気を拭き取ります。汚れがひどい場合は薄めた中性洗剤を使用し、よく絞った布で洗剤を完全にふき取ります。さびが出ているところがあれば、スチールウールでさびを落とし、さびを落とした部分にさび止め剤を塗ります。

 1-5. 保管方法について

 折り畳んだ状態で直射日光や雨、海風の当たらないところで保管すること、車のトランクに入れっぱなしにして真夏の炎天下に放置すると思いもよらないゴム部分が劣化するという口コミもありますので気を付けましょう。


2. メンテナンスのまとめ

 このようにベビーカーにもセルフメンテナンスは欠かせません。お手入れ方法はベビーカー購入時に付いてくる説明書に詳しく書いてありますので、よく読んでから行いましょう。また、万一故障してしまった場合は、適切な対処をすれば、無料・もしくは安く修理することが出来ますので、修理の対応方法についても確認しておきましょう。

→ベビーカーの修理について

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